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「与える」ということ

いつも当サイトをご訪問いただきまして
ありがとうございます。

唐突ですが、
みなさんは、夢や希望といった感情は、
“与えたい”と意識して人に与えることはできると思いますか?

先週、東日本大震災から3年が経過し、
被災地をはじめ各地での様子や
ドラマなども放送されていましたね。

3年経った今も、心身に傷を背負われたまま
苦労を強いられている人たちのことを思うと
どうしようもなく胸が痛みます。

そんな中、ふと、
3年前の知人とのやりとりを思い出しました。

当時、スポーツ選手や芸能人、あるいは甲子園球児など、
震災以降、よく口にしていたある言葉についてです。

それは、自身のプレイや歌などを通して
「夢や希望を与えたい」という言葉です。

当時、その言葉を聞いた一部の人が、
その発言についてどう思うかとブログ等で投げ掛け、
活発に議論されているコメントが目に入りました。

そして、ある日、知人との会話で、
思いがけず同じ話題になりました。

知人いわく、
「夢や希望を与えたい?なにを若造が!しゃらくさい!」

80歳近い知人からすれば、
年長者目線によるところもあったのだとは思いますが
一瞬、冷や汗が・・・^^;
その時は、複雑な心境でした。

「与える」という言葉を辞書で調べると、

1. 自分の所有物を他の人に渡して、その人の物とする。現在ではやや改まった言い方で、恩恵的な意味で目下の者に授ける場合に多く用いる。「子供におやつを―・える」「賞を―・える」

2. 相手のためになるものを提供する。「援助を―・える」「注意を―・える」

3. ある人の判断で人に何かをさせる。
(ア) 相手に何かができるようにしてやる。配慮して利用することを認める。「発言の自由を―・える」「口実を―・える」
(イ) 割り当てる。課する。「宿題を―・える」「役割を―・える」

4. 影響を及ぼす。
(ア) 相手に、ある気持ち・感じなどをもたせる。「感銘を-える」「いい印象を-える」「苦痛を-える」
(イ) こうむらせる。「損害を-える」
                                 ※参考:goo辞書

「夢」や「希望」の場合、4番に該当するのでしょうか。

けれど、なんとなく1番の意味合いを含んでいるような、
すなわち、物であろうと気持ちであろうと、
人が人に何かを「与える」という言葉を使うことに対して、
上から目線的な、あるいは恩着せがましいニュアンスで
受け止められることが多い気がします。

また、「人が人を変えることはできない」とか、
「自分を変えることができるのは自分だけ」といった言葉があるように、
人の心を変えることなど不可能であり、
傲慢であるという考え方もありますね。

けれど、被災者の方々に対してその言葉を発した人自身は、
実際のところ、そのような気持ちを持っていたのでしょうか?

純粋に、「少しでも元気になってほしい」
そう願う気持ちのあらわれが、
あるいは、あのような大きな災害を前に
自分の非力さを痛感し、何ができるのかわからないけれど、
それでも少しでも力になれることがあれば・・・
といった謙虚な気持ちが、
たまたま「与えたい」という言葉だったのでは・・・。

多くの人が被災された方を心配し、
現状にもどかしさを感じたり、
何かをしたいと思っているはずです。

冒頭の質問に対する私自身の考えは、
人によりけり・・・でしょうか。

それは、投げかける人も受け取る人もどちらもです。

個性の集まる世の中において、
どのような言動や状況に夢や希望を見出すかは、
人それぞれです。
感情の動きがそれぞれに違っていて当然のこと。

切っても切り離せないつながりのある人間社会。
送り手は、言葉で意思表示をしたからこそ、
そして、受け手や第三者は、その言葉が聞こえたからこそ、
時に誤解を招くことがあったとしても、
それぞれが言葉を補いながら交流を続けていくことで
理解し合い、時に夢や希望へと
つながっていくのだと思っています。

当たり前のことを書いている気もするのですが、
しかし、言葉って難しいですね。

「与える」という言葉を数秘術で見てみると、
1と4がキーナンバーとして示されます。

1は、人々の先に立ち、指示を与え、
みずから顕著な見本となる数です。

新たな地平を切り開くことを求め、
リスクや挑戦を受け止めながら正義のために立ち上がります。

4は現実的な数で、
気持ちの表現は不器用なところがありますが、
無意識のうちに弱者の見方をし、人のために働こうとします。

この数の組合せは、人間であれば実際的な設計者。
責任感が強く、自分を満たすためではなく、
他者のために働くエネルギーです。

数が示す精神を伴った「与える」という行為がなされ、
善意の気持ちがプラス面で広がっていくといいですね。

私自身、学びや教訓を意義ある形で生かせるよう精進しつつ、
人の言葉の奥に潜む
真意を汲み取れる人でありたいと思います。

今週もどうぞよろしくお願いします。