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カバラについて

当サイト宇宙数秘術は、カバラの考えを根幹に取り入れています。

カバラとは、ユダヤ教から生まれた神秘思想主義であり、16世紀にほぼ現在の体系が完成したとされています。

カバラは、他の宗教の神秘主義と異なり、ユダヤ教の律法を遵守すること、あるいは神から律法の真意を学ぶことを目的とし、ユダヤ教の伝統に忠実な側面があるため、必ずしも秘教的な神秘思想とは言えないようです。

カバラにはドイツで発展した思弁的な「ドイツ学派」と、プロヴァンスで始まりスペインで最盛期を迎えた実践的な「プロヴァンス・スペイン学派」に大別されます。

ドイツ学派では、ユダヤ文学の宝といわれる「敬虔の書」が著され、神の測り難さを「栄光」(カーボード)と表現し、人は自己放棄と博愛の中で生きるべきことが説かれています。

一方、プロヴァンス・スペイン学派では、神について「エン・ソーフ」(絶対的無限)という概念を発展させました。

また現在は、ユダヤ教徒が旧約聖書の解釈に用いる本来のユダヤ・カバラのほか、ユダヤ・カバラをキリスト教に応用するために考えられたクリスチャン・カバラもあり、これは後に近代西洋魔術の理論的根拠にされました。クリスチャン・カバラは生命の樹の活用を中心に成り立っています。

カバラと数秘術はとても深い関係があり、カバラによって数秘術は大きな発展を遂げているのです。

そもそもカバラとはヘブライ語で「伝承」を意味し、カバラの秘法はすべての神秘を解く鍵とも言われ、師から弟子へと口伝で伝えられてきました。

カバラには、以下に挙げる代表的な3つの聖典があります。

1. 創造の書(または形成の書)(セフェル・イェツィラー) 3~6世紀

モーセ五書の一つである創世記の中の宇宙論的思索などを背景として生まれた書物であり、プラトンのイデア論やフィロンによるユダヤ的解釈、プロティノスの流出論をふまえながらユダヤ的天地創造論によって、神の超越と内在をユダヤ的に調和させたものです。

ここには、セフィロート(数え上げられた原則)という重要な概念や、ヘブライアルファベットに関する宇宙論的解釈に基づく多くの印象的な象徴や表現が見られます。

これが後に数秘術の理論に繋がったとされています。

2. 光明の書(セフェル・バヒル) 12世紀

独特の宇宙観を持つ10のセフィラと22の文字を配置した『生命の樹(セフィロト)』は、この書物から始まったとも考えられています。

3. 光輝の書(ゾハール) 13世紀

カバラで最も重要な書物であり、この書には神の性質、神の名の秘密、人間の魂、その性質と運命、善と悪、トーラー(モーセ五書)の真義、メシア、救いなどについて神秘主義的思弁が展開されています。

また、宇宙の法則『生命の樹(セフィロト)』の理論体系がしっかりと形作られ紹介されています。

カバラでは、宇宙の法則を解く鍵として数字と文字を重要視しています。

人間が神に近づくための修行体系がカバラであり、その中核を成しているのが『生命の樹(セフィロト)』です。

生命の樹については、別頁にて解説したいと思います。

→生命の樹の起源 エデンの園へ

→生命の樹 構造へ