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生命の樹(セフィロト)-構造-

生命の樹(セフィロト)が示す教えによると、神は「セフィラー」と呼ばれる光の球を放って宇宙を創造しました。

セフィロトの樹を構成するセフィラーは全部で10個あり、それぞれが22本の経路(パス)で結ばれて繋がった構造となっています。

セフィロトの樹は上下が逆さまの樹であり、天に根を広げて霊力を吸収し、それを各セフィラーへ行き渡らせながら下部の物質世界へ降りていき、地に枝を伸ばしていきます。

10個のセフィラーには、それぞれに深い意味があり、神による創造世界はあらゆることをこれら10種から成るセフィロトで説明することができるといわれております。

セフィラーは上方から段階的に下方へ流出していきますが、この流出過程を逆にたどることによって、神の叡智へと到達することができるといわれ、セフィロトの樹は、「宇宙全体から人体」、「精神世界から物質世界」を象徴させる概念を投影しているのです。

人間は、一番下の10番球マルクトに存在しており、22本の径路を経ながらセフィラーを会得し、1番球ケテルへ向かって精神を高める旅を続けています。

セフィロトの樹は、神と宇宙の法則、世界の創造と人間の霊的進化の過程を示す縮図と言えます。

カバラ主義者は、セフィロトの樹に人生のあらゆる物事を当てはめることで隠された真実や法則を知ることができ、合理的で正しい判断と行動によって自らの霊的成長を促していくことができると考えています。

セフィロトの樹は、左が峻厳の柱、右が慈悲の柱、中央が均衡の柱という3つの柱としても成り立っており、そして、神は以下の4つの界層を創造したとされています。

1.アツィルト(神性界) = 神の性質が忠実に反映された世界
この世界には、神の性質に似せて造られた神人“アダム・カドモン”が存在します。
一切の必要なものを含んでいるといわれる完全な存在アダム・カドモンは、私たち人間の魂の元型であり、すべての魂の源でもあり、その合一体です。
つまり究極的には、私たち全人類の精神集合体であり、みなひとつに結ばれていることになります。

2.ベリアー(創造界) = 神の性質が具体的な形となる世界
無形のエネルギーであるアダム・カドモンは、ここで無数の魂に分裂し、人間の姿をした形となります。
ベリアー界には、神の僕として働く大天使たちが住んでいます。

3.イェツィラー(形成界) = 具体的な形が個性に分かれる世界
人間は男性と女性に分かれ、また、さまざまな個性に分かれていきます。
イェツィラー界には天使たちが住んでおり、聖書に登場するアダムとイブの世界は、この世界を描写したものとされています。

4.アッシャー(物質界) = 私たちの住む世界
個性に分かれた存在はここで物質化し、肉体をまといます。
アッシャー界には人間が住み、同時に悪魔たちも共存しているとされています。

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