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生命の樹 -人間の目的-

生命の樹が示すところによると、神「エン・ソフ(果てしなき者・無限なる者)」は樹の上部の外側に位置し、そこからセフィロトが流れ出します。

樹の最上部が崇高な象徴とされ、下位の俗世へ続きます。

カバラでは、人間が人生の意味について深く考え、神を理解しようと努めることで最下部のセフィロトから上昇していき、魂の源であるアダム・カドモンと合体するべく運命にあると説かれています。

アダム・カドモンは神の意識そのものであり、人間の究極の目標であるアダム・カドモンとの合一は、つまり自分の意識を高めて神の意識とひとつになることなのです。

自分だけのためではなく、世界に奉仕しようとする精神や行動が、人生の目的を成就させるカバラの教えなのです。

内的意識を進化させ、世の中のために献身的に生きる。

人間がお互いの個性を認めて敬愛精神を持ち共存していく。

このとき生命の樹の関係と同じように、調和のとれた平和な世界が創造され、アッシャー界に縛られていた私たちの意識がイェツィラー界へと上昇し、さらに意識を高めることでベリアー界へ上昇し、そして最終的にはアツィルト界へ到達してアダム・カドモンと合体したとき、人間は究極の至福のなかに包まれます。

肉体的な欲望から意識が開放され、人種や宗教、地位や貧富といった区別なくあらゆる人を愛するようになり、すべての人々を自分のように愛するようになったとき地上には天国の平和が実現されます。

これが神と人間が目指しているゴールです。

ところが、魂のレベルではすべての人がアダム・カドモンとの合一を求めて生きていながら、ほとんどの人がそのことを忘れ、現世をさまよって生きています。

そこで誕生したのが、私たち人間に進むべき方向性や目的地までの詳細を教えてくれるカバラだったのです。

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